いい歯なし。。
渋谷区神宮前
ルネス青山デンタルクリニック
こばけん です
昨日で今年の診療も終了しましたが、本日残務の為クリニックに来ています
多くの患者様に支えられ、今年も終了出来た事感謝致します
ありがとうございます
今年は、3月に『東日本大震災』があり、多くの方々が犠牲になるという
痛ましい出来事がありました
我々歯科医は、そんな時にどういった事を行うべきであろうかと?
随分悩んだ時期もありました
実際に現地に行き ボランティアを行って頂いた先生方もいました
今回は、僕の大学時代の同級生が取り組んでいる事を紹介します
彼女の名前は、 小菅栄子
僕らは、彼女を 『 えいこちゃん 』 と呼んでいた
大学時代から、正義感が強く みんなの中心になり 人気者であった。
そんな彼女は、今回の大震災で 歯科医として 多くの犠牲者の身元特定に貢献した
いろんな方々が 注目されているが 以外に 歯科医師の活躍は 取り上げられていない
歯科医に出来る事は、限られている
しかし、少しでも貢献できる事を 彼女は教えてくれた
僕たちも、日々の診療の中で 少しでも 患者様の健康維持に貢献できれば
幸いだ
えいこちゃん ありがとう!
以下
篠原歯科医院の HP より抜粋させて頂いた記事を掲載します
歯 瞬時に照合
読売新聞(2011.11.1)
御巣鷹の悲願 被災地で実現
東日本大震災から7か月半。時間との闘いが続く身元不明遺体の確認作業に、群馬県高崎市の歯科医小菅栄子さん(40)らが開発した歯の検視記録と震災前の治療記録の照合システムが貢献している。小菅さんは、1985年に同県で起きた日航ジャンボ機墜落事故の際、気の遠くなるような身元確認作業を担った父の姿に打たれ、システム作りに取り組んできた。宮城県警に機械とノウハウを提供し手弁当で手伝っている。
高崎の歯科医らデータベース化
同県警の一室。小菅さんらは、遺体の歯の検視記録が届くと、パソコンに黙々とデータを打ち込む。すでにエックス線画像や治療の痕跡など、約1200人分(10月11日現在)の検視記録がデータベース化されている。行方不明者の歯の治療記録を入力すると、自動的に歯の特徴が似た遺体のデータが示される。最終的に複数の歯科医師がデータを精査して身元を特定する。
県警はこれまで、歯による照合を約1200体行い、約770人の身元を特定した。DNA鑑定による判明は約50人。歯の治療記録があれば、圧倒的に速い。
520人が犠牲になった日航ジャンボ機事故の際、小菅さんの父で歯科医の篠原端男さんは、遺体の歯の写真と歯科医院から取り寄せたエックス線写真を1枚1枚照らし合わせ、身元確認を行った。「迅速に身元確認できれば、遺体を少しでも早く遺族に返せる」。
昨年5月に64歳で亡くなった父が、そう願う姿を、小菅さんは、目の当たりにしてきた。学生時代には、事故が起きた8月12日に毎年、ともに墜落現場の「御巣鷹の尾根」を慰霊登山した。「父の苦労話を聞き、ご遺体を一刻も早く返すのに役立ちたいという思いが募った」
大学卒業後、照合システムの研究を始め、東北大の青木孝文教授(46)らと共同で2006年には原型をつくった。震災後、宮城県入りした小菅さんらが5月からシステムを稼働させると、同県警から「身元確認が格段に速くなった」と喜ばれた。
警察庁によると、10月31日現在、被害が甚大だった岩手、宮城、福島3県に身元不明遺体は852体ある。小菅さんらは震災前から。歯科記録のデータベース化を訴えてきた。日本歯科医師会は8月、データベース化を考える検討会を設置。実現に向けた協議が始まっている。